今週のひとり言

 初めてのアメリカ生活での体験・思いを綴ってお届けします。


     
2003年12月 初めてのシカゴの冬 / 2003年
2004年1月 2004年元旦 / 人生で一番冷たい日
2月 シカゴ交響楽団 / 黒人の歴史週間
3月 シカゴの野球 / アメリカのスーパー事情 / 桜
4月 Surprise Party / ブッシュ政権
5月 冷蔵庫を蹴って直す / WRIGHT PLUS 2004 / 憧れの海外生活?
6月 ママチャリの無い国では自転車はスポーツ /  アメリカ人は映画好き1 /  アメリカ人は映画好き2 /
 運転免許取り
7月 接客は "客を接待すること" のはずなのに 
8月 アメリカの祝日  / 日本人ママの苦労
9月  携帯電話のマナー / アメリカで美味しいもの
10月  足癖の大きな違い
11月 入れ墨を入れるのは怖い人?


入れ墨を入れるのは怖い人?
2004.11.21 日曜


 日本で入れ墨といえば、暴力団などの怖い人のもの。一般人には縁のないものであろう。しかしこの入れ墨はアメリカでは一般的である。
 巷に入れ墨を入れている人があふれている。年齢、性別は様々で、白人と黒人に多い。腕、足、胸、背中、首、腹、と好きな所に好きなだけ。皆 普通の人(少なくとも そう見える)。    
 この入れ墨で興味深いのが、漢字を刻み入れる人が結構いること。街角の入れ墨屋で入れる人が多いらしいが、入れ墨師の多くは漢字への理解がないようだ。その結果、左右が逆、上下反対に漢字の入れ墨を入れてしまい、何とも滑稽な様子を見かける。 (愛、平、安、力…よく見かける漢字。)そういえば、NBA選手にもおかしな漢字を刻み入れている人がいた気がする…。   


 (写真; 紅葉、ハローウィンが終わり、いよいよ長い冬へ)
真有美
   
足癖の大きな違い
2004.10.24 日曜

    
 私は子どものときから「座るときは膝を揃えて座る」と育てられてきた。そんな私がアメリカに来て非常に驚いたのは、座るときの足癖の違いである。   
 足を大きく広げて座る。足を広げて組んで座る(いわゆるお父さん座り)。前の椅子の背に足を上げて座る。椅子上で膝を立てて座る。靴を履いたまま座席を踏む等々。これらの様子を見たときはかなりのカルチャーショックを受けた。   
 上記振る舞いは、すべて性別の区別無く為されている。特に女性がするのには抵抗を感じずにはいられない。快適さを第一に考えているとはいえ、文化の違いを痛感する。こちらに住んでいると何が普通なのかを見失いそうで怖いのだが、両親の言葉を思い出して”日本人としての立ち居振る舞い”を大切にしたいと思っている。


真有美

アメリカで美味しいもの
2004.09.26 日曜


 アメリカでは何が美味しい?異様に量が多くて大味で、美味しいものなんてほとんどないのでは?と思うだろう。確かにその通り。とにかく塩・胡椒、チーズが大好き、砂糖はたっぷり…。日本人の繊細な舌には(?)多くのアメリカ料理は合わない。ただビール、ワインは別である!    
 ビールは原産国、メーカーもいろいろで、個性豊かな様々なビールが集まっている。そのほとんどは瓶ビール。大抵のビールは旨い。ワインは安価でビール以上の種類が勢揃い。今日はどのビール、どのワインにしよう?と料理に合わせたアルコール選びをするのは、食事の楽しみのひとつとなっている。    
 アメリカに来るからには是非いろいろなビールを試してみていただきたい。   


 (写真; 名前の個性的な各地方の地ビール)
真有美
   
携帯電話のマナー
2004.09.19 日曜

     
  アメリカでも必須の持ち物のひとつ、携帯電話。 日本人ほど携帯電話でメールの送受信をしないが、どこでも携帯電話片手に笑う人の声が聞こえる。 さて、この携帯電話。 日本の機種よりも時代遅れで格好悪い。 その歴史の長さについてはよく知らないが、利用する市民のマナーは日本以下で、甚だ目に余る。 公共機関で、道ばたで、所構わず大声で笑う、叫ぶ。 そもそも日本人よりも声の大きいアメリカ人。 本人に意識がない限り、電話相手にがなり立てるその声の大きさは私には苦痛である。 バスの運転手、列車の車掌…、仕事中でもお構いなしに携帯を取る姿は”どこであれかかってきた電話を取るのは当たり前”と、そんな蔓延した意識を感じる。 公共機関くらいは携帯を自粛してほしいと願うのだが、当の従事者がこんな有様だから、当分変化を望めないか。 でも明らかに私以外にも”気になっている”人はいる。


真有美

日本人ママの苦労
2004.08.15 日曜


 海外で子育てをするにあたって、苦労し、悩んでいる日本人の母親は多い。
 シカゴに来てから数々の家庭に関わってきたが、出産・子育てを取り巻く環境が日本と異なる上、情報が少ないのはもちろんのこと、肉親、特に祖父母がすぐそばにいないことが障害になっている人は多いようだ。子供のいる友人同士が情報交換することで助け合っているが、同年齢の子を持つ親ばかりが集まるので、子育て経験のある年配の方の意見が思うように手に入らない。母親はお互いに試行錯誤の中で育てている感が否めない。 親は子供と親密すぎて感情的になりやすく、我が子を客観的に見ることがなかなか出来ない。そんなとき、祖父母がいたら…。そうは言っても親子しかいない。今日も海外に暮らす日本人ママは気丈に頑張っている。   


真有美
   
アメリカの祝日
2004.08.03 火曜

     
 日本は戦後最高の暑さが続いているとか。今週に入ってシカゴも蒸し暑くなってきた。連日、30度以上まで気温が上がる。窓沿いに茂る木のおかげで涼しかった我が家でも、そろそろ冷房の出番だろうか。

 日本はそろそろお盆休みの時期。今回はアメリカの祝日をご紹介しよう。    
(下記はイリノイ州版。一部州により異なる。)
   
1/1 元日
1月第3月曜  マーチン・ルーサー・キングJr. 牧師誕生日 
2月第3月曜  大統領の日 
3/17  セント・パトリック・デー 
4月第3月曜  愛国者の日 
5月最終月曜  戦没者追悼の日 
7/4  独立記念日 
9月第1月曜  労働者の日 
10月第2月曜  コロンブス記念日 
11/11  退役軍人の日 
11月第4木曜  感謝祭 
12/25  クリスマス 

 月曜日に多いのが何とも合理的である。日本と比べて戦争・軍隊関係の祝日が多い一方で、春夏秋冬を感じさせる季節的なものは(国内で気候が違ってくるためか)無い。これら祝日の中で最も賑やかなのは感謝祭とクリスマス。家族の集いとなる大きなイベントである。

 (写真; ミシガン湖で湖水浴を楽しむシカゴ市民)
真有美

接客は "客を接待すること" のはずなのに
2004.07.09 金曜


 アメリカの接客業界では日本にあるような笑顔は少ない。一般的に、ファーストフード店・レストラン等では、注文の際には「もたもたしないで早くオーダーしなさい」と言わんばかりの仏頂面で対応される。スーパーのレジ係はさらにひどい。こちらが何か気を損ねるようなことをしたかな?と思い悩むほどの嫌気を全面に表した表情を見せて仕事をする人が多い。    
 最初は "自分の英語がそんなにひどいのかな"、"日本人が嫌いなのかな?" と勝手な想像を思いめぐらしていた。何よりも怖かった。    

 最近は慣れ、今では飲食店で作り笑顔を振りまいているウェイターを見ると、少し怪訝に思うようになってしまった。でも、笑顔の方が気持ちがいい。日本の飲食店のように客にへりくだる必要はないが、アメリカの飲食店はもっと改善すべきだと思う。    


 (写真; ダウンタウンのアルメニア料理店で食べた おかしな外見のデザート)
真有美
   
運転免許取り
2004.06.30 水曜

   
 先日、運転免許を取りに行った。
 イリノイ州では16歳で運転免許を取ることが出来る。免許を取るためには筆記試験と実地運転試験に合格しなければならない。試験は比較的簡単で、免許を取るための高額費用と長期準備時間は必要ない。人々は自動車学校に通わず、独学で試験に臨む。    
 筆記試験は45問の選択問題で時間制限は無く、騒がしいホールでのんびりと解く。実地運転試験は自分で車を持ち込まないといけないというのだから何ともおかしな話で、私は免許保持者に車をレンタルしてもらって試験場まで連れて行ってもらった。運転しやすいようにと一番小さい車を予約したが、その車は無いと、当日になって大きな車にランクアップしてしまった。左ハンドル・右車線通行なので多少勝手が違い、反対車線に入りそうになって驚いたが、なんとか試験には合格することができた。

 さて、簡単に免許を取れるのはありがたい。 ただ逆に皆の運転が下手なのはおおいに気になるところで、特にシカゴの人の運転は荒いらしい。
 駐車しているといつの間にか当てられて、車が傷ついているのは日常茶飯事。交差点で少しもたついていると、ブーッと数台後方からでもクラクションが鳴る。車間距離は短く、車線変更も急である。私も恐ろしい目に遭うのもすぐかもしれない(笑)


真有美

アメリカ人は映画好き 2
2004.06.20 日曜


 アメリカ人は映画好きである。    
 シカゴ大学には娯楽施設の一つとして映画館がある。学生であれ、誰であれ、そこでは毎日 1人4ドルで映画を見ることが出来る。最新作とはいかないが、(映画公開2、3ヶ月経った)準最新作が上映され、なかなかの作品が名を連ねる。    
 私は日本にいたときから映画好きである。シカゴに来た当初は時間を持て余していたので、ケーブルテレビの映画専門プレミアチャンネル(CMなしに映画だけを流し続ける局)で毎日1、2本の映画を見ていた。最近はそのチャンネルが見れなくなったこともあって鑑賞本数は極端に減っているが、それでも週1回は大学の映画館に出向いている。    

 ここで、映画館で感じる日本とアメリカでの映画の見方の違いを挙げよう。    
 ・リアクションが大きい(声に出して笑う、ヤジを飛ばすなど)    
 ・予想外なリアクションをする人が結構いる(深刻な場面で笑うなど)    
 ・ドキュメンタリーなどの社会的な映画で、その主張に賛同したい場面では拍手をして自己表現する    
 ・見終わった際、その映画を気に入れば拍手を送る    
 ・自分の前が空席ならば、その座席の背に足を上げて鑑賞する(男女を問わず行儀が悪い!特に学生!)   


 (写真; 映画館の入るシカゴ大学の施設、Ida Noyes Hall 1916年築)
真有美
   
アメリカ人は映画好き 1
2004.06.10 木曜

   
 映画の中心と言えば、アメリカのハリウッド。
 アメリカに来て映画上映数の多さには驚いた。毎週、数多くの新作が公開される。その分野、スケールは様々である。日本では大作にしか顔を出さない有名俳優が(本人にそういう意図はないかもしれないが…)B級作品やインディーズ作品に出演していたりして面白い。    
 日本では日本の配給会社が激選した映画のみを上映するので選択肢はきわめて少ないが、こちらでは何十とある映画の中から、観客が自らの意志で選ぶ。鑑賞料金は日本の半分以下と安いので、気合いを入れて選ぶ必要はなく、映画鑑賞はとても気軽なものである。    

 ところで、気になるのがアメリカ人の日本映画のイメージ。    
 レンタル屋で日本映画を探すと、侍関係の時代劇かアニメばかり。アニメは日本の作品の専門コーナーを設けている所もあるほどの繁栄ぶりなのだが、現代映画はほとんど見かけない。アメリカ人には受けないのだろうか。それとも単に出回っていないだけなのだろうか。とにかく正当に理解されていないようで残念である。

 (写真; 一番乗りだった映画館にて)
真有美

ママチャリの無い国では自転車はスポーツ
2004.06.04 土曜


 私たちの地元愛知ではママチャリとは "ママが使うチャリンコ"のこと。主婦や学生が使う、前に籠のついた一般的な自転車(シティーサイクル)を意味する。    
 日本では通学・通勤に自転車を使う。荷物の多い学生や主婦にはママチャリは大活躍である。    
 ところが、アメリカにママチャリはない。あるのはマウンテンバイクやロードバイクばかりである。   

 通学はもっぱらスクールバスか車の送り迎えで、通勤は車か公共機関、そして買い物は車。ここでは日常生活に自転車の出番はない。    
 このような環境では自転車はスポーツのひとつと考えられて当然かもしれない。休日になると本格的なマウンテンバイクやロードバイクに自転車用装備で身を固めたヘルメットの集団が現れる。彼らは自転車用に設けられたミシガン湖沿いのルートを風のように走る。私たちが乗り馴れないマウンテンバイクでヨチヨチ走っていると、あっという間に隣を駆け抜けていく。私もあのピチピチのスパッツを着て走ってみようかな、と思い迷う一瞬である。


 (写真; ミシガン湖沿いの自転車用道路から ダウンタウンを望む)
真有美
   
憧れの海外生活?
2004.05.26 水曜


 海外の生活に憧れを持つ人は少ないない。日本と全く異なる環境・文化の中で暮らすことは、驚きの連続であり、大変刺激的なものである。確かに新鮮で面白い。しかし、生活の変化をプラスとするか、マイナスと受け止めるか、その個人差は大きい。この上なく異国生活を楽しんでいる人がいる一方で、生活に慣れないため渡米直後に日本に帰りたがる人もいる。(私たちは前者である。)    
 海外暮らしを楽しむには "変化" を受け入れる柔軟さが必要と感じる。自分の国ではないぶん何かと勝手が異なるため、慣れるまで多少の時間を要するとともにストレスを感じることもある。言語、文化、習慣、考え方…、自然と生じてしまう相違が面白いのだが、それに対するストレス・マネージメントは欠かせない。    
 海外生活は海外旅行とは異なり、腰を据えて 現地の世界に触れる絶好の機会。 小さなことに感動を覚え、毎日が興味深い。そこで得られるものが是非とも心の糧となることを願いたい。

 (写真; シカゴ大学構内に現れた 可愛いカモの大家族)
真有美

WRIGHT PLUS 2004
2004.05.16 月曜


 シカゴは近代建築の街として有名である。20世紀世界三大建築家のうちの2人、 Frank Lloyd Wright  フランク・ロイド・ライトと Mies van der Rohe ミース・ファン・デル・ローエが活躍し、摩天楼の生まれた街として世界的に知られている。
 そして、シカゴ近郊の住宅街 Oak Park オーク・パーク にはライトが設計した邸宅が密集している。5月15日、このオーク・パークで 開催された、" 第30回 WRIGHT PLUS 2004 "に参加した。これはライトが設計した傑作住宅を中心に建築的に優れた建物を一般公開するという類いまれな催しである。

 今年は8つの私邸と2つの(文化財指定)歴史的建造物が公開された。私邸は今も住居として利用され、一般人には手が届かないような豪邸ばかりだが、この日だけは私たちも足を踏み入れることができた。    
 今回公開された建物は築76〜115年という長い歴史を持ち、建物自体が芸術品。感嘆の声なしには見られない。人が家を、そして家が人を延々と守り続ける様は日本人には新鮮である。    
 建物の素晴らしさだけでなく、アメリカ人の生活様式も間近に見られるこのイベントは1年に1回だけ。機会があれば来年以降、是非 訪ねていただきたい。


 (写真; 公開された私邸のひとつ、Thomas.H.Gale夫人邸の外観、 1909年築)
真有美
   
冷蔵庫を蹴って直す
2004.05.04 火曜


 私たちはシカゴ大学の管理するアパートに住んでいる。
 ある日、アパートに備え付けの冷蔵庫が壊れた。急に冷えなくなったのだ。思いつく限りのことをしてみたが、頑として動かなかった。       
 すぐに管理人を通して大学オフィスから修理を依頼した。遅くとも2日で修理屋が来ると言われたが、2日間自宅で待機しても一向に音沙汰がない。再度、管理人に念を押すと、もう2日で来る、時間は分からないとのこと。さらに自宅軟禁が続いた。       
 壊れて5日目の金曜日、私たちが切望していた修理屋がやっと現れた。彼は冷蔵庫の前に進むと、冷蔵庫の裏を足で一蹴り! 本当に蹴ったのだ。       
 アメリカ製の冷蔵庫は何故かこの一蹴りで直ってしまい、修理屋は帰って行った。あっという間だった。そして私たちは不安なまま週末を過ごした。修理屋は翌週に部品を交換しに来ると言っていたが、結局現れなかった。       

 冷蔵庫は今も順調に動いている。次に壊れたときはしつこく修理を要求しようと思う。我慢して待つことなどせずに、そして徹底的に直してもらおう。
(時間にルーズなアメリカ人。家電の修理に呼んでもすぐに来てくれない、というトラブルは多いようだ。)
   
真有美

ブッシュ政権
2004.04.29 木曜

   
 ブッジュ米政権のイラク攻勢は多くの人に怒りと落胆をもたらしている。国連の承認を得ないまま戦争に踏みきり、大量破壊兵器の武装解除という大義が幻となった今も占拠を続けて世界中に長期の混乱を招いている。
 ブッシュ政権はいかに国際世論から乖離していることか。いまや悪の帝国と呼ばれるアメリカ。「善 VS 悪」を論理とするブッシュが、いまや悪とみなされているのは何とも皮肉なものである。
 国際世論に耳を傾けないブッシュ政権だが、米国内では戦争批判の世論が日に日に高まっており、米市民の声には敏感に反応せざるを得ないだろう。一部メディアの中には今のイラク戦争をベトナム戦争と重ねる見方がある。どうかこの残酷な戦争を長引かせないでほしい。そして何よりも既に加熱し始めている次期大統領選挙のために、この戦争の流れを作らないでほしい。誰も本当は戦争など望んでいない。       

真有美
 
Surprise Party
2004.04.08 木曜


 先日、友人のSurprise Party サプライズ・パーティーに行ってきた。
 2週間前から秘密メールをやりとりして作戦を練って迎えた当日。30分前から現地入りして待機し、いまかいまかと当人の到着を待った。       

 ドアを開けて目を丸くする彼女。そこにいるはずのない友人たちが大勢集まっている。       
「 Surprise !! 」       
皆が大声で騒ぎ立てた。       
 すると、彼女のためにパーティーを用意した彼が、彼女の前に進み出た。そして皆の前で彼女に指輪を差し出して プロポーズ! 彼は高揚のあまり早口になり、彼女はあまりの感激で泣きそうだった。       

 とっても素敵なSurpriseだった。せっかくの幸せな瞬間。2人だけでロマンチックに迎えるのもいいけれど、たくさんの友人に見守られて幸せを共有するのはもっといいかも。 おめでとう!
      

【 Surprise Party 】

 主賓が知らないうちにこっそり準備してびっくりさせる、不意討ちパーティー
 (リーダース英和辞典より)

真有美


2004.03.26 金曜

      
 日本はそろそろ桜の季節だろうか。日本の国花、桜。今年は生まれて初めて桜を見ない年になるだろう。       
 アメリカで桜所として有名なのはワシントンD.C.である。先日ニュースを見ていたら、そのワシントンD.C.の桜の開花予想日を放送していた。アメリカでも人々は桜のつぼみが花開くのを待ち望んでいるのか、と思うと嬉しかった。
 きっと、きれいだろうな。懐かしき、桜前線、桜田、桜狩、桜吹雪‥‥。        

真有美

アメリカのスーパー事情
2004.03.21 日曜

      
 毎週、スーパーで買い物をする。日本とは違う、こちらのスーパー事情を紹介しよう。       

・とにかく大きい、大容量
すべての食品が大振りである。茄子は顔の半分くらいの大きさ、牛乳はガロン単位(3.8L)と例を挙げたらきりがない。当然重くなるので、自分専用のショッピング・カートを持ち込んで買う人もいる。
      

・見たことのない野菜・果物が所狭しと並べられている
生産国はアメリカ国内にとどまらず、南米やアジアなど様々である。何も野菜・果物に限ったことではない。全ての食品は世界中から集められている。さすが人種のルツボ、アメリカである。
      

・多様な加工
カフェインフリー、低脂肪、無糖、ビタミンなどの有機物追加、低酸性、低カロリーなど。食品の多様な展開ぶりから、アメリカ人の健康意識の高さがうかがい知れる。
      

・販売期限って何?
食品によっては、賞味期限ではなく、販売期限が表示されている。販売期限?
      

・期限切れ商品が店頭に
期限切れの食品が普通に店頭に並んでいる。生鮮食料品など、特に新鮮であることを必要とする品も賞味期限が切れていたりする! 腐っていたりもする。
      

・包装が破れている?
包装が破れていることも珍しくない。買う前にチェックする事柄は山ほどある。
      

・劣悪な過剰包装
会計の際、塩化ビニール袋、紙の袋のどちらに詰めるか選ぶ。そして店員が袋に詰めてくれるのだが、この袋がいただけない。ひどく薄くて2重にしてもすぐに破れるため、食品は何袋にも分けられる。資源の無駄遣いとしか言いようがない。
      


 いろいろな事情が日本とは違うアメリカのスーパー。何はともあれ、世界中の食品の集まるスーパーでの買い物は面白い。気が付くと2時間も居たりする。       
 ジャンクフード以外は色々な食品を試してみようと思っている。最近のヒットはジャマイカの果物、Ugly Fruit。その名の通り、見た目は触るのも嫌なほど醜いが、味はさわやかな柑橘類。美味しかった。さて、次はどんなお気に入りに出会えるのか、楽しみである。
      
真有美
      
シカゴの野球
2004.03.07 日曜


 アメリカでは、一年中色々なスポーツ観戦楽をしめる。4月に入ると、バスケ、アイスホッケーのプレーオフが始まり、いよいよ野球のシーズンが開幕する。
 今年のシカゴは、ホワイトソックスの高津投手が注目だ。しかしそれ以上に、去年14年ぶりのリーグ優勝を果たしたシカゴ・カブスから目が離せない。
【 2004年 カブスの期待の戦力 】
  
 去年 大活躍した K. Wood, M. Priorなどの若い投手陣に加え、元カブスのエースピッチャー G。 Madduxが帰ってくる。カブスの先発投手陣はメージャーリーグ1、2を争うレベルの高さだ。
 野手は 昨年 40本のホームランを打った日本でもおなじみの S. Sosaが健在で、今年は更に D. Leeなどを補強をし、攻守共に厚みを増している。(コルクバットはもう要らない。)
 一昨年にサンフランシスコ・ジャイアンツをワールドシリーズまで導いた名監督 D. Bakerが、昨年に続きチームの指揮を執る。
      

 96年ぶりの悲願のワールドシリーズ優勝を期待させる今年のカブス。ただし、カブスのいるナショナルリーグ・セントラル地区は、ライバルのチームも力をつけているので簡単には優勝させてもらえないだろう。
 最大のライバルは、昨年までヤンキースのエースピッチャーだった A. Pettiteと R. Clemenseを同時に獲得した ヒューストン・アストロズ。そして、田口のいるセントルイス・カージナルスも、メジャーリーグで最も3冠王に近いとされる A. Pujolsがおり、侮れない。       
    
 ただシカゴ市民にとっては、毎年弱くても熱狂的に人気のあった地元チームが、昨年の活躍、十分な補強とライバルチームの充実で更に皆の注目を浴び、試合のチケットが非常に取りにくいこと、これこそが最大の問題かもしれない。

 (写真; 2003年夏、 カブスの本拠地 Wrigly field)

黒人の歴史月間
2004.02.27 金曜

      
 2月は黒人の歴史月間である。
 市内の文化センターや博物館、テレビ番組などで黒人の歴史をたどる催しが行われている。       
 シカゴの黒人・アフリカ系人口は37%。その割合は他都市と比べて高い方である。私のアパート近辺には特に黒人が多く、1ブロック先にある高校の9割以上は黒人生徒だ。       
 私が初めてシカゴに来た時、黒人は黒人と、白人は白人と屯しているが、黒人と白人が一緒にいる姿があまり見られないことに驚いた。住居も人種ごとに固まる傾向があることも意外だった。アメリカでは もっと人種に関係のない生活が営まれていると思っていた。       
 私の住む黒人住居地内にある私立シカゴ大学では黒人生徒をあまり見かけない。何故だろう?と考えてみる。まだあまりよく分からないが、ひとつの人種だけが集まる日本とは違う社会問題がここでは複雑に絡み合っていると感じる。
      

【 シカゴに住んで感じる、個人的な黒人の印象 】

 ・ リズムに乗った流れるような英語を話す
 ・ 声の大きい人が多い
 ・ 身体能力がずば抜けて高い
 ・ まつげの長い人が多い
 ・ 女性の髪型へのこだわりは人種 No.1!
 
     
 (写真; 地下鉄のホームで似顔絵を描いて小銭を稼ぐ人)
真有美

シカゴ交響楽団
2004.02.08 日曜

      
 最近 パソコンの調子が悪く、1ヶ月ぶりの更新となってしまった。私の使っている日本製のパソコンはメーカーの提携している流離会社がアメリカ国内に1ヶ所だけ。街のパソコン修理屋で直すならともかく、メーカーに依頼するとなると厄介である。       

 ところで、私達はシカゴ交響楽団の定期会員になっており、昨日は定期演奏の2回目であった。       
 ここで簡単にシカゴ交響楽団について紹介しよう。

【 シカゴ交響楽団 】
 アメリカNo.1の実力を誇る交響楽団。1890年 創設。
 世界3大交響楽団のひとつとも言われている。
 音楽監督兼常任指揮者はDaniel Barenboim。
 日本では2003年に数年ぶりの海外公演を果たしている。
     
 昨日の演奏はSchoenberg の A Suvivor from Marsaw, Op.46 と、Beethoven の Symphony No.9 in D Minor, Op.125 であった。特にベートーベンは素晴らしく、全身に鳥肌がたつ程、感激してしまった。音楽ってこんなに美しいものなんだ、と体全体で そして心の底から感動を覚えた。演奏が終わると2500人の観客全員が総立ちで、拍手と喝采の叫びの嵐。まさに想像を超えた演奏・合唱であった。

 ここで公演プログラムから抜粋した、鑑賞する際の面白い注意事項を序に紹介しよう。


・ 演奏中に咳の出そうな人は、会場に置いてあるノド飴を食べて咳を防ぐよう努めてください
・ 多くの観客は臭いに敏感です。香水・コロンなどを使用してください


 2項目が何とも興味深い。体臭のきつい白人へのメッセージだろうが、日本では公衆の場で香水を勧めることなど考えられず、白人と黄色人の生理的違いを実感した。       
 それにしても観客が白人ばかりなのは気になるところである。そういえば昨日は黒人の観客を1人も見なかった‥‥。


 (写真; 演奏プログラムの表紙)
真有美

人生で一番冷たい日
2004.01.06 火曜

      
 今日は寒い。
 今朝の気温は−3度。気温と風の複合効果による体の体感温度 windchill は−18度。間違えてはいけない。セ氏ではなく、カ氏温度で−3度、−18度である。
      

【 カ氏温度 】
 1724年、ドイツの物理学者Fahrenheitが定めた温度目盛       
 氷点を32度、沸点を212度とする。
 記号 F°       
 温度は日本ではセ氏表記するが、英米ではカ氏を常用する       
 カ氏(F°)= 9/5(セ氏 C°)+ 32 
      
 つまり、今朝の気温はセ氏−19度。ミシガン湖の風による体感温度はセ氏−28度!! 生まれて初めて経験する気温の低さ!
  どうりで寒いわけである。外気に触れると耳や手指はもちろんのこと、顔も痛い。息をすると鼻の奥まで痛む。(鼻毛が凍る人も。)車は車内の水蒸気すら凍ってしまう。       

 それでも雪が降っていないため シカゴの交通機関はほぼ正常に動き、住民はいつも通り出かけて日常生活を営む。慣れたものである。恐るべし。
      
        
真有美

2004年 元旦
2004.01.01 木曜

      
 謹賀新年!       

 私達は花火と共に新年を迎えた。       
 シカゴのダウンタウンから歩いて10分程歩いた所に、ミシガン湖畔から1km近く突き出した桟橋がある。以前は水上の要所、アメリカ海軍の訓練場として利用されたこの場所は、現在レクリエーション・エリア "Navy Pier"として生まれ変わり、毎年 大晦日の夜には花火の祝砲があがる。私達は昨晩 この場所で大勢の人と共に午前0時の花火大会を楽しんだ。ミシガン湖とシカゴの夜景をバックに、とても爽快な眺め。寒さを忘れる新年の幕開けだった。       

 一乗り1セントの大晦日特別バスに乗って自宅へと戻り、短く睡眠をとって迎えた朝。私達2人は自宅から歩いて10分のところに広がるミシガン湖を目差した。いつも通りに犬の散歩をする2人のおじさん、朝の散歩を楽しむおばさん以外に人の姿は見当たらない。とても静かな美しい朝だった。7時20分頃、ミシガン湖から太陽が現れた。心が洗われるような素晴らしいひと時だった。       

 多くの人が心穏やかに過ごせる一年となりますように。 A Happy New Year!      


 (写真; ミシガン湖、元旦の日の出)
真有美

2003年
2003.12.31 水曜

      

 いよいよ2003年も終わる。私達にとって変化の多かった一年間。       
 新婚生活を一日も送ることのないまま続けていた(シカゴ−名古屋)の超遠距離別居婚に終止符を打ち、私がシカゴに越してきて半年が経った。新天地でふたり協力し合い、新鮮な毎日を送ってきたと思う。       

 日本であれば 一年間を振り返って"年間ベスト○○"のランキングがマスコミを賑わし、「もう今年も終わるな‥」としみじみ感じたりするのだろうが、アメリカでは年末と言えばクリスマスがメインで大晦日・正月の影は薄く、感慨にふける雰囲気は無い。日本のような年末特別テレビ番組は見当たらないし、小売業にしても歳暮謝恩セールではなく、ただの"クリスマス後"セールとしかうたってない。正月の文化が無いため、特別 正月物の準備もないようだ。大晦日は普通に働く人も多く、夜になればホテルやレストランのパーティーに繰り出して皆で賑やかに新年のカウントダウンを楽しんだり、友人宅へ赴いたり、自宅でのんびりしたりして人それぞれに新年を迎えるとのことである。  

 大晦日になると、除夜の鐘を聞きながら家族みんなでコタツに入ってのんびり歓談。正月には門戸にしめ縄を飾り、親戚一同が会してご馳走に舌鼓を打つ‥‥。昔ながらの日本人の年末年始の過ごし方は美しくていいものだな、と日本を離れてみて改めて感じる。       

 今日は2003年の最後の日。私達は、彼が仕事から帰ってきてから(日本にいたときのように)蕎麦を食べつつ 「一年間お疲れ様」とお互いを労って心穏やかに年を越したいと思う。       
 みなさん、良いお年を!     


 (写真; Grant Parkから雪景色のダウンタウンを眺めて)
真有美

初めてのシカゴの冬
2003.12.26 金曜

      

 シカゴに引っ越して 半年。初めての冬を経験している。

 それにしても 以前住んでいた名古屋と比べて寒い。毎日 摂氏0度を
下回っている。       
 腰を覆うだけの十分な長さのあるダウンジャケットを羽織って、ニット帽子を
かぶり、手袋をはめる。帽子をかぶると髪型がくずれることなど気にしていられない。帽子無しでは、耳が痛いのである。ニット帽の上に耳あてをしている人や、帽子の上に中に着ている洋服のフードをかぶっている人もよく見かける。
とにかく寒さから身を守らないと!(日本で着ていたコートや、普通のスニーカー、毛糸の手袋では じきに寒さに耐えられなくなるだろう。)       
 夏は美しい眺めで私達を癒してくれるミシガン湖も、この季節ばかりは凍る
ように冷たい風の送り主となる。そういえば去年の2月にシカゴに訪れた時、
ミシガン湖は凍っていた。まるで海が凍っているようだった。今年度はいつごろその光景を見れるだろう?       

 ところで、意外にもアメリカではスケートが人気だ。朝のニュース番組では毎日スケート選手を招いて中継映像を流しているし、TVのスポーツ専門チャンネルでも最近はスケート番組をよく見かける。シカゴのダウンタウンやシカゴ大学構内にはスケートリンクがある!ダウンタウンで買い物のついでに一滑り。私達も近々試そうと思う。       
 スケートといえばシカゴにはアイスホッケーのプロチーム、シカゴブラックホークスがある。今年は調子が悪いようだが、是非 迫力のある試合を間近で見たいと思っている。アイスホッケーの会場はどれくらい寒いだろうか?ふと 疑問が沸いてきた。どれくらい着込んでいこう(笑)?       


 (写真; ダウンタウンのモール内に現れた3階ほどの高さのある巨大なツリー)
真有美